ネットを封印することにした
私は行政書士試験に2回目の受験で合格した。
不合格だった1年目の試験後、最初に思ったことがある。
「ネットを見ている時間、もっと勉強できたのではないか」
ネットは恐ろしいものだ。
何が恐ろしいか?
それは、”面白すぎるのだ”
2025年はネット封印だ。
やるしかない。今年は行政書士合格だ。
・・・人間の意思とは弱いものである。
2025年1月ネットフリックス契約
2025年3月ネットフリックス解約
ネットフリックスになんとか勝利した私は気がついた。
勉強の面白さ VS ネットの面白さ
は勝負にはならない。
ネット先生の大勝利である。
ネットだけではない。友達、酒、音楽、漫画と
”勉強”が勝たなければならない対戦相手はたくさんある。
おもしろ天下一武道会があったとして、
これらの強豪がエントリーしていては”勉強”は優勝できない。
勉強を優勝させるためには、”これらの強豪”を排除すればいい。
会社のロッカーに封印
そのために私は強硬手段に出た。
それは
パソコン、スマホ、タブレット、電子書籍を全て、会社のロッカーに鍵をかけて封印したのだ。
会社までは自転車で30分の距離。
休日”これら”を使うためには、30分かけて会社に行き、守衛さんに挨拶をして、職場の鍵を開けて、ロッカーを開けて”これら”を回収して、また守衛さんに挨拶して帰宅する流れになる。
これを数回繰り返すと間違いなく”あやしい社員の人”になる。
そうそう取りにはいけないようにした。
”これら”がなくなった部屋は静かである。
この環境を望んでいた。
この環境にしたかった理由はもう一つあって、その時読んだ本で
”元ヤクザ、司法書士への道 | 甲村 柳市”を読んだことも関係する。
甲村先生は刑務所時代に勉強を始め、わざと独居房に入り、こっそりと民法の条文を忍ばせて一日中ずっと見ていたそうだ。それで700条は丸暗記されたそうだ。
すごい。
そういう巨人の星的なストイックさに憧れがあった私は、何もない部屋を作りたかった。
本を読む感覚が変わった
早速勉強をすると、もちろんだが勉強がはかどる。
ネットがない。
ちょっとした調べ物もできない。
そうした「ネットへの入口」を完全に封鎖すると、勉強への集中力が途切れにくくなるのだ。
私の感覚だと、ネットを断って、しばらくすると変化が訪れる。
本を読んでいると、文字の入り方が変わってくるのだ。
感覚の話なので説明しづらいが、
最初は文字のブロックをひとカタマリにガッ、ガッと引っ掛けるように読んで行けるようになる。ボルダリングをしているようにページ頭からサクサク読めるのだ。
(ボルダリングはやったことないが)
さらに調子がいいと文字の上をヌルーっと這わすだけで意味が頭に入る感覚があった。
これがネット断ちの効果かわからないが、気持ちの良い感覚であった。
とりあえずネットが無いので、勉強ができる。
やる気がある、ない関係なくできる。
一日のノルマをキツめに決めて、それをひたすらアスリートのようにこなしていく。
ノルマを達成するとなんとも言えない”整った感覚”になるのだ。
気持ちの良い一日を過ごした。
そんな気持ちになるのだ。
本当の意味で勉強が面白くなったのは10月中旬だった。
試験まで残り1か月を切った頃である。
模試で初めて合格点を取った。
今までの勉強が実ったという喜びは今までの人生では味わったことがないものだった。
実は合格したときよりも、この模試で合格点を取ったときのほうが嬉しかった気がする。そこからの勉強は面白かった。
そうか、世間のガリ勉の人は、この快感を知っているのだ。
もっと早く知ればよかった。
ネットを見るようになって20年以上経つ。
勉強の面白さに気づくまで、それだけの時間がかかった。
ネット断ちのデメリット
メリットはたくさんあるが、当然デメリットもある。
むしろ現代ではデメリットのほうが多いと思う。
デメリットとして
・友人と連絡が取れない
・家族と連絡が取れない
・ちょっとした調べ物ができない
・娯楽がない
私のデメリットの対策としては
・友人と連絡が取れない →もともと連絡が来ない
・家族と連絡が取れない →さすがに怖いので固定電話を導入した
・ちょっとした調べ物ができない →辞書を買った
・娯楽がない →”勉強ここまで出来た”ということが娯楽。
10連休ずっと手元にネット環境がないまま、連休後会社でスマホを確認して友人どころか誰からも連絡がなかったときは、さすがに落ち込んだ。
でも、まったくネットを見なかったわけではない。
模試解説動画(伊藤塾さん)のは見ていた。友人とたまに遊ぶときは、さすがにスマホは持参した。
私にとってネット断ちは苦行ではなく、むしろメリットが多かった。
現在は伊藤塾開業実務講座をネットで見ているが、
それ以外はネットにおぼれていないので効果はあると思う。
しかし、唯一デメリットがあった。
大阪行政書士会主催の行政書士合格者の集いがあったのだが、
私はネットをせず実務書ばかり読んでいたため、気がつかずに春を迎えていた。
令和7年度合格者の皆さんと交流ができずに、あの日は心底落ち込んだ。
同期の皆さんがこのブログを読んでくださることがあれば、連絡お待ちしています。
最後に
最後に
行政書士試験の勉強を通じて感じたのは、「やらないことを決める大切さ」でした。
情報が多い時代ですが、すべてを追いかけることはできません。
行政書士の仕事でも、お客様が抱える問題の中から本当に必要な手続きや情報を整理することが重要だと思っています。
試験勉強の頃と同じように、一つひとつ着実に取り組んでいきたいと思います。
開業後も、お客様に必要な情報を整理し、少しでも力になれる行政書士を目指していきます。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
コメント